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2006年04月10日

おあずけ

ねぎし

ILFORD XP2 SuperとKodak BW400CNはどちらもカラーネガと同じ方法で現像できるフイルムなんですが、おおまかな設計方針があります。

・XP2はモノクロ印画紙用のネガができる。
・BW400はカラー印画紙用のネガができる。

自家現像処理にこだわりがある方ははなっからこういうのを購入しないと思いますが、しなくてもいいという方はフイルム1本500円、現像1本500円、合わせて1000円くらいで36コマ程度のモノクロネガが手に入るわけですよ。今フイルム値上がって来ているのですが、自家現像用のNEOPANとかTRI-Xとかも一本300~400円。薬代はそんなにしないので初期設備投資を無視し(はじめからあったことにする^^;)、大量に撮るなら自家現像の方がお得です。

でも自家現像はリスクが高い。現像ムラや、温度管理などから、現像手順でミスるなど、慣れている人でも失敗するものです。その点お店で普通に現像してもらえるならまず失敗はないでしょう。品質もそこそこ安定しています。

そこでカラーネガ現像のモノクロフイルムの出番です。今手に入るのはXP2とBW400の2つ。XP2はモノクロネガそのものがあがってきて感動します。ちょっとだけベースが濃い気がするけど見た目はモノクロネガです。引き伸ばしも普通にできる。これが一番おすすめ。BW400はオレンジベースが残るので引き伸ばししづらいです。でもねでもね、スキャンがしやすい!フイルムスキャンはカラーネガのモードでよくて、きれいに取り込めます。同プリしてもらうとよっぽど調整しないと若干色かぶりしますし(私は直しきれなかった)、焼くときはベースのせいで露光時間がかかりますが、スキャンして遊ぶ分にはBW400は使いやすい。

結局どっちがいいのかというのは難しいですが、現像処理だけ外注して引き伸ばしはこだわりたいというときはXP2。暗室とかないし行くのもめんどうだしスキャンして楽しむのがメインというときはBW400。そんな気がするのです。

でXP2大人買いしようとしたんですが、まとめて買っても割引率が0%なんですよね。なんだよーそれならこれ買うよーってんでNEOPAN買っちまいました^^;

投稿者 daisei : 2006年04月10日 19:22

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